【体験談】小規模保育園に通うメリット・デメリット

こんにちは、2児の子育て真っ最中のワーママです。

今回は、保育園選びに迷ってしまう【小規模保育園】について、お話したいと思います。

産休・育休中のパパママ、仕事を始めようとしているパパママが通らなければならない『保活』です。

保活とは、「子どもを保育園に入れるために保護者が行う活動」のことです。

待機児童が多い都市部や人気の園がある激戦区などで使用される言葉です。

(魅力的な教育方針・自宅や職場から・近い充実した園庭がある・評判がいい園)など保活をする上で、保育園選びは最大の悩みではないでしょうか?

保育園選びで、選択肢にあがる『小規模保育園

  • 小規模保育園って聞いたことあるけど、積極的には選べないな…
  • 6歳時まで通える、一般的な保育園と何が違うの?
  • 実際に小規模保育園に決まったけど、通わせて大丈夫かな…

と、不安に思っているパパママさんに、子ども2人が実際に小規模保育園を利用し、私が感じたメリット・デメリットを実体験を交えてお話します。

【結論】小規模保育園、とてもおすすめです!

実は私自身も、小規模保育園にはあまりいいイメージはありませんでした。

いいイメージというより、あまり知らなかったので大丈夫なのかな…という漠然とした不安があったのを覚えています。

しかし、実際に利用したところ、メリットが多いことがわかり、今では小規模保育園に通えて良かったと思っています。

ビス子
ビス子

この記事を読むことで、

小規模保育園に対する

疑問や不安がなくなります。

小規模保育園とは

小規模保育園とは
  • 2015年より認可対象となった、0歳~2歳児が対象であり、定員6~19名と少人数で運営されている保育園のことです。
  • 家庭的保育(定員5名以下)と、従来の認可保育園(定員20名以上)の中間に位置します。

小規模保育園はもともと認可外でした。

しかし、都市部に存在する多くの待機児童問題があり、その待機児童の約90%は0~2歳児とされていました。

保育園の拡充が求められましたが、都市部では広い土地の確保が困難であり、大規模な保育園をつくることは簡単ではありませんでした。

そこで、その立地問題を解決するために、小さなスペースでも保育園として開園できる制度が【小規模保育事業】でした。

小さなスペースでも一定の基準を満たせば、開園できるので、マンションやビルの一室を利用している小規模保育園も多く見かけます。

小規模とはいえ、認可保育園としての一定の基準を満たしているので、安心してお子さまを預けらます。

小規模保育園4つのメリット

手厚い保育を受けられる

実際に子どもを入園させて、1番に感じたことです。

小規模保育園では、保育の質を確保するために、一般的な認可保育園の職員の配置人数に1名追加配置することになっています。

そのため児童の人数に対して先生の人数も十分に確保してあり、ひとりひとりの児童をしっかりと見てくれます。

衣服の着替え方・給食の食べ方の援助・トイレトレーニングなど、一番手のかかる時期であるため、先生との触れ合いも多いです。

そのため先生との信頼関係も増え、子どももゆったりとした環境で過ごすことができます。

特に0歳児の児童は、先生が1体1で見てくれる状況があります。

ビス子
ビス子

我が子の場合、他の0歳児童が欠席したときや、定員に空きがあるときは、先生を独り占めしていました。

そのため、家庭で私が1人で育児するよりも、愛情たっぷりに接していただきました。

アットホームな環境である

これも、小さな子どもたちにはとても良い環境です。

小規模保育園は、小さなスペースでも運営できるため、マンションの1室などをを利用している場合が多いです。

広い玄関や教室、大きなホール、大人数の園児たちがいる一般の保育園の環境では、子どもにとって不慣れで緊張しやすい場所であるため、慣れるまで時間がかかりやすいです。

それに比べて、小規模保育園のスペースは家庭の家の広さに近く、園児も少人数なため、子どものの変化の負担も少なくなります。初めて保育園に通い始めるお子さんにはおすすめな環境です。

また、広すぎない空間と園児も少人数であるため、先生たちの声も大きくしすぎる必要がなく、家庭に似た心地よいお話や、やりとりができます。

異なる年齢間で交流できる

一般的な保育園では、子どもの人数が多いため、クラスごとの活動が多く、朝や夕方、土曜保育は異なるクラスの交流が行われるところが多いです。

それに比べ、小規模保育園はクラスごとの活動はありますが、基本的に同じ空間で過ごすことが多いです。給食の時間やお昼寝も、机や場所は決まっていることがあるものの、顔は見える距離にいます。

常に異なるクラスの子どもがいるため、2歳児は下の子に対し、面倒をみたり優しくしたり思いやりをもつことができます。逆に下の子は、上に子の行動をみてマネしながら成長することもできます。 

ビス子
ビス子

私の子どもは、2人同時に小規模保育園に通っていました。

上の子は2歳児、下の子は0歳児でした。お互いに同じ空間に慣れ親しんでる兄弟がいることで、より安心感のある保育園生活をおくることができたと思います。

駅近の立地に多い

小さなスペースで開園できるため、駅近くのビルやマンションにも多く、電車やバスを利用して通勤するパパママには送迎の負担が減ります。

通勤途中に保育園があるということで、朝だけでもパパが送迎できることもあり、ママの負担も減り、子どもとの時間も増え、メリットは多くあると思います。

小規模保育園4つのデメリット

転園する必要がある

3歳の4月には、新たに保育園や幼稚園に転園する必要があります。

これは小規模保育園の最大のデメリットといえます。

前年の9・10月あたりに再び『保活』をする必要があります。

  • 保育園選びの情報収集や、提出書類の準備もあり、手間がかかってしまいます。
    連携施設があり、保活をしなくてもいい場合や、連携施設に優先的に入園できる制度もあるため、負担を減らせることもあります。
  • 保育園が変わることにより、子どもの環境も変わってしまうため、子どもにとっても多少なりのストレスになります。
  • 保育園ごとにそろえなければならない使用品も変わってくるため、新しいものを再度そろえ直す必要もあります。
ビス子
ビス子

小規模保育園では、毎日の持ち物がかなり少なかったので、転園の際は、新たに準備するものが多く、調達や、名付けが大変でした。

園庭がない

立地の問題で園庭がない小規模保育園は多いです。

そのため、戸外活動は近くの公園まで歩いて行う場合が多く、それに伴うデメリットもあります。

  • 公園まで遠いと、そこまで歩くのが大変
  • 公園までの散歩中に事故やけがなどの危険が伴う
  • 天候によっては室内だけの活動になってしまう
  • プールなどの設備がなく簡単な水遊びになってしまう

など、事故に巻き込まれることが1番の不安要素になると思います。

ちなみに、子どもが通っていた保育園の近くには、ありがたいことにたくさんの公園があり、日替わりで色々な公園に行けて、子どもはとても楽しそうでした。

ビス子
ビス子

先生たちも、最新の注意をはらって子どもたちと戸外活動をしていると思うので、私はそこまで気にしませんでしたが、そういうニュースなどを見てしまうと、不安になってしまう気持ちもありました。

年間行事が少ない

一般的な保育園に比べて、園児の数も少なく乳児もいるため、年間行事は少なめです。

そのため、行事を通して子どもの成長を感じたい、子どもの姿をたくさん動画に残しておきたいパパママには少し物足りなく感じるかもしれません。

しかし、子どもが小さいうちは行事開催の当日に体調を崩して、参加できなかったり、初めてのことで大泣きしてしまうことも多いため、行事が少なくてもあまり気になりませんでした。

私の子どもが通った小規模保育園では、運動会とお遊戯会は開催していただきました。

実際に見た感想は、低年齢の子どもが多いため、先生の話す声より、子どもたちの泣き声の方が大きかったです。

また、ママの姿を見て脱走してしまう子もいて、先生たちも演技だけに集中できず、子どもの機嫌をとるのに必死でなかなか大変そうでした(笑)

内容のクオリティに関しては小規模保育園も一般的な保育園もそれほどの違いはないです。

小規模保育園のほうが人数が少ないので、子どもを見つけやすく、保護者席にもわりとゆとりがあり、写真や動画を撮りやすいというメリットはありました。

土曜保育を利用するのに気を使うことがある

小規模保育園ですが、認可されている保育園では、土曜保育を利用することはできます。

一週間前までには予約が必要だったり、シフト表の提出が必要だったりすることもありますが、基本的に土曜日も預けることはできます。

しかし、土曜保育を利用するのが自分の子どもだけの場合もあり、そのときは先生に対しても申し訳なく感じたり、子どもがひとりになってしまう状況にも罪悪感をおぼえることもありました。

まとめ

ここまで、実際に自分の子どもが小規模保育園に通っていたときに感じた、メリット・デメリットをお話ししました。

それぞれメリット・デメリットもありますが、私自身は子どもが最初に小規模保育園に通うことができ良かったなと思っています。

現在、子どもは0歳児~6歳児がいる一般的な保育園に通っていますが、クラスの人数が一気にふえたことや、保育園の設備もガラリと変わったため、子どもが園の生活に慣れるまで半年くらいかかってしまいました。

子どもの性格が関係するところはあると思いますが、私の子どもの場合は、小規模保育園のようなアットホームな環境があっていたのかもしれません。

それぞれのメリット・デメリットを知り、どちらが子ども、パパママに合っているかを考えて保育園選びに生かせてもらえたらなと思います。

小規模保育園でも、一般的な保育園も先生たちはみなさん子どものことを考え愛情いっぱいに接してくれます。

子どもにもパパママにも向き不向きがあると思いますが、小規模保育園に通うことになってしまっても必要以上に不安にならなくてもいいと思います。

むしろ、メリットのほうに目を向けていただくと、それは子どもにとってとても良い環境かもしれません。

お子さまとパパママにとって希望の保育園に通えますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。