【経験談】太陽光発電を後付け、設置費用とローン返済額を大公開!

ビス子
ビス子

こんにちは!低収入世帯、2児のワーママです。


今回は、太陽光発電を設置する際に、1番気になるであろう設置費用・ローン返済・売電収入・節電効果についてお話します。

太陽光発電をおすすめする内容というよりは、太陽光発電を設置した経験談をリアルに公開するので、「こんな感じなんだー」とみなさんの検討材料になればいいなと思います。

わが家は、マイホームを購入してから2年後に、太陽光発電を設置しました。


訪問販売業社から、太陽光発電について何度か話を聞くうちに、太陽光発電なら設置したほうがいいかもね!と夫婦の意見がまとまり、契約することになりました。


わが家は太陽光発電について、他社の見積もりをとって比較をしていません。


しかし、太陽光発電の見積もりをもらったときに、金額的を見て衝撃を受けました。


というものの、太陽光発電についてあまり知識もなく、価格の相場もよくわかっていなかったからです。


プラス蓄電池もセットの見積もりだったため、正直「高っ!うちには無理だね」となりました。


低収入世帯、住宅ローンに車のローンもあり、お金に余裕があるわけではないので、めちゃくちゃ悩みました。


わが家には、一括で支払える経済力は当然ながらなく、契約するとしたら、ソーラーローン(太陽光発電ローン)を利用するの一択でした。

借金がまた増えちゃう…となかなか前向きになれませんでした。


しかし、太陽光発電は設置費用がかかかる・メンテナンスや交換にも費用がかかるなどのデメリットがありますが、それ以上のメリットを感じてしまいました。

太陽光発電のメリット・デメリットについてはこちらの記事で

そして、太陽光発電を設置することを決断します!


そこで、太陽光発電の設置費用や内訳ローン返済額、太陽光発電による売電収入など、みなさんが気になるであろうリアルな金額を大公開していきます。

この記事でわかること
  • 太陽光発電の設置費用と内訳
  • ソーラーローンの金利・返済期間
  • 電気代節約・売電収入・ソーラーローン支払いで家計はどうなるのか?

結論から言いますと、太陽光発電により電気代が節約でき、売電収入が発生していますが、ソーラーローンのほうが金額が高いため、家計的にはマイナスになっています。

太陽光発電に関する費用を大公開

太陽光発電の設置費用・ソーラーローンの返済額・電気代・売電収入などくわしく解説していきます。

太陽光発電の設置費用の内訳

まずはじめに、わが家が設置した太陽光発電+蓄電池の設置費用です。


わが家の太陽光の出力容量は、3.5kWです。

住宅用太陽光発電の平均出力容量は4.4kW〜4.5kWといわれ、また、メリットが得られるのは3kW以上が目安といわれています。

つまり、わが家の太陽光発電の出力容量は、平均より少なく、メリットを得られるギリギリということです。

形・面積・日当たりが、太陽光発電にはあまり向いていない屋根なんだよね。


蓄電池セットの価格で分かりづらいですが、参考に見てください。

※パネルの型番や単価は省略しています。

標準工事金額
太陽電池モジュール44,8000円
パワーコンディショナー100,000円
架台・配線・パネルカバー・その他部材32,909円
太陽光システム工事費100,000円
蓄電池システム工事費100,000円
蓄電池一式1,030,000円
工事保証100,000円
自然災害補償100,000円
発電補償 100,000円
転落防止措置80,000円
小計2,190,909円
消費税2,190,9円
合計2,410,000円

以上がわが家の太陽光発電+蓄電池セットでの設置費用です。

最初にこの金額を見たときは、「高い!わが家には無理だな…」と思ってしまいました。

太陽光発電の補助金制度について

次に、太陽光発電の補助金についてお話します。


各自治体によっては、太陽光発電や蓄電池を導入することにより、補助金を受け取れる場合があります。


そのため、太陽光発電に検討しようかなと思ったら、まず住んでいる自治体のHPで、補助金を受け取れるのかを確認してみてください。

わが家は補助金の存在すら知らず、業社さんに教えてもらい初めて知りました。

補助金自体がなかったり、先着順だったたり、蓄電池とセットじゃなければ補助金がでない場合もあるので、自治体のHPで確認してね!

わが家自治体の補助金
  • 太陽光発電システム 80,000円
  • リチウムイオン蓄電池 50,000円
  • 合計130,000円の補助金

わが家が太陽光発電を設置したときの、実際の補助金は合計13万円でした。


本来なら、市に申請して13万円を受け取るはずなのですが、自治体のHPを確認したところ、「市の補助金申請のシステムは、先着順、予算がなくなり次第申請受付終了」となると記載されていました。


そこで、太陽光発電を契約した業社さんからは、「自治体からの申請が下りなかった場合は、弊社が13万円負担します」ということを伝えられました。


結局、わが家の申請は通らなかったため、業者さんが13万円を負担してくれることになりました。


そのため、実質は241万円-13万円=228万円の負担ということになります。

13万円は、後日銀行口座に振り込まれました。

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見積もり書のチェックポイント

わが家の見積もり価格をご覧になったと思いますが、契約するにあたり、必ず作成してもらう見積り書について、チェックしておいたほうがいいポイントを紹介します。

見積り書チェックポイント
  • 総額をしっかり確認
  • パネルや製品の型番が表記されているか
  • 見積もりの内訳が少ない
  • 100万円単位の値引きは怪しむ

総額を確認する

まずは総額の確認をしましょう。

自治体によって補助金は内容が変わってくるので、適正価格かどうか判断するには、差し引き前の総額を確認しましょう。

なぜ総額を見るのかというと、部材の費用を安くして、工事費用を高くしたり、その他部材などで金額を調整したり、業社の方で内訳を変えることができるそうです。

ここからは実体験なのですが、わが家が太陽光発電+蓄電池を契約するさいに、最初にもらった見積もり書の内訳と、次にもらった見積もり書の内訳が変わっていました。


総額は変わっていませんでした。

なぜそんなことが起こったのかというと、最初の見積もりでは、100万円単位での値引きが適応されていました。

そうなると本来の価格が分かりづらかったため、業社の方に値引き後の総額(総額は同じ)で、見積り書をもう一度作成してもらいました。

そのときに、前回の内訳と変わってる部分がありました。

具体的にいうと、補償内容がまとめて表記されていたのが、工事保証・自然災害補償・発電補償…と内訳が具体的になっていたり、足場設備、架台、配線工事などは、逆にまとめて表記されていました。

つまり、業者の方で内訳や金額を調整していました。


内訳はあとからでも調整することができる、ということを経験したので、内訳を細かく確認することも大切ですが、重要なのはまずは総額ということですね。


総額がわかれば、kW単価を確認することができます。

kW単価計算方法
総額÷パネルのkW数=kW単価を算出できます。


このkW単価を算出できたら、大体の相場を知ることができるので、見積もりをとってもらった際は計算してみてください。

経済産業省で公開されている資料「令和5年度以降の調達価格に関する意見」によると、家庭用太陽光発電システムの販売価格は、1kWあたり25.9万円が相場といわれています。※太陽光発電のみの価格(蓄電池は含まれません

あと、ソーラーローンの内容や、太陽光発電のメリットばかりを伝えてきて、見積もり書を用意してくれない業社は、めちゃくちゃ怪しいので契約しないように気をつけましょう!

パネルや製品の型番を確認

見積もり書に、パネルや製品の型番が表記されているかを確認しましょう。


同じメーカーのものでも、型番によって価格や性能も大きく変わってきます。


型番だけを見ても、素人にはなにがなんだかわからないので、その型番が載っているパンフレットをもらいましょう。プラス性能についても説明を受けましょう。

型番が表記されていない、パンフレットもない、型番の説明も受けられないときは、これまた怪しすぎるので気をつけてください!

内訳が少ない・値引き額が大きい

先ほどは、「総額を確認することが大切」とお伝えしました。しかし、

  • 太陽光発電パネル代 
  • 工事費 
  • その他 
  • 総額

と、内訳が極端に少ない見積もり書は怪しいので気をつけましょう。

また、100万円単位の値引きがある見積もり書も気をつけたほうがいいでしょう。

先ほどもお話しましたが、わが家の見積もりでは、300万円の値引きがありました。


300万円も値引かれると、もはや意味わかりませんよね…。


購買心理を使っているのかもしれませんが、そこまでの値下げになると、契約する側も金銭感覚?価格帯?がわからなくなってしまい、不親切だなと感じました。


「こんなに値引きしてくれるのなら!」と思う反面、わかりやすい適正価格の内訳にしてくれたほうが信用度は増す気がします。


そのためお客さまファーストなのは、100万円単位の値引きではなく、信用できる価格帯での値引きをしてくれる業者さんだと思います。

わが家のように、100万円単位の値引き見積もり書を提案された場合は、疑問点がなくなるまで、営業さんに質問してくださいね。

ソーラーローンの内容

それでは、わが家が契約したソーラーローンの内容を公開します。


わが家はまとまった貯蓄もなかったため、頭金なしの全額ローンで組みました。

金利や返済期間など参考にしてください。

ソーラーローンの内容
  • 太陽光発電費用総額
    2,410,000円
  • ソーラーローンの契約会社
    オリコ
  • 補助金
    130,000円
  • 返済期間
    15年(180回)
  • 金利
    1.7%
  • ローンの返済総額
    2,732,016円
  • 初期費用
    頭金なしの全額ローン
  • 返済スタート
    売電収入が開始する時期(半年ほどの猶予をいただきました)

太陽光発電の見積もりサイトNo.1の「ソーラーパートナーズ」に、ソーラーローンについてわかりやすい説明がありました。

ソーラーローンの金利相場は、手続きが簡単で最もよく利用される信販会社(セディナやオリコなど)の金利を考えるのが良いでしょう。

扱っている太陽光発電業者によって金利や借入金額条件などは多少変わりますが、2022年1月時点では固定金利で2.50%の場合がほとんどです。

条件は金融機関によって異なりますが、住宅ローンほどではないものの、一般的なローンと比べると比較的低金利なのが特徴です。

また、15年程度の長期の返済期間を設定できるというのも、ソーラーローンが優れているポイントの一つです。

ソーラーパートナーズ

金利については、2.50%くらいと考えてよさそうですね。


わが家も、ソーラーローンでよく利用されている、オリコでの契約をしました。

わが家は、1.7%と比較的低い金利で利用できているのですが、手放しでは喜べないのです…

なぜなら…
  • 太陽光発電を設置する上で、他社との比較をしていない
  • 比較していないから、安く設置できたのかわからない
  • 総額的にもう少し安く設置できたかもしれない
  • 金利が低いことより、総額を抑えるほうがお得になる


つまり比較って本当に大事です…


なぜ、わが家が比較をしなかったのかといいますと、マイホームすら比較せずに購入してしまうという、ぶっ飛んだ経験をしているからです。

ここでいいよね!と自分たちの直感や勢いで、決断してきてしまったからです。


住宅に関しては、場所や家の設計によって価格帯がだいぶ変わってくるので、比較するのはむずかしいところもあります。


しかし、太陽光発電に関しては、今住んでいる屋根の面積や日当たりの条件は同じなので、逆に比較しないほうが損します…

太陽光発電を設置したことについては、まったく後悔はしていませんが、他社と比較しなかったことはめちゃくちゃ後悔しています…。

実は、太陽光発電の記事を書くために、太陽光発電について色々と勉強していくうちに、「もしかしてうちの費用高い…?もっと安くで設置できたんじゃないの…」と考えるようになってしまったのです。


比較自体していないので、高かったのか安く済んだのか、考えるだけムダなのですが…


だからこそ、太陽光発電を検討している方で、絶対に損したくない方は、わが家と同じ後悔をしないように「比較」してほしいです!

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ソーラーローンによる家計への影響

ここまで、太陽光発電+蓄電池の設置費用の内訳と、ソーラーローンの内容を公開してきました。


そこで気になるのが、ソーラーローンを組んだことによる家計への影響をお話していきます。

  1. 太陽光発電により、電気代が節約できる
  2. 売電収入を得られる
  3. ソーラーローンの支払い

トータル的に見て、家計にとってどれくらいお得になったかを解説します。

決論から言いますと、設置から一年経ちましたが、今のところ家計は赤字です。顔は笑ってますが、心は泣いています…

2022年2月下旬 太陽光発電+蓄電池設置完了

太陽光発電スタートします!

2022年7月
電気代-1,888円
売電収入+3,332円
ローン返済-15,333円
Total-16,777円
2022年8月
電気代-2,963円
売電収入+2,958円
ローン返済-15,177円
Total-15,182円
2022年9月
電気代-2,166円
売電収入+2,516円
ローン返済-15,177円
Total-14,827円
2022年10月
電気代-2,580円
売電収入+2,023円
ローン返済-15,177円
Total-15,734円
2022年11月
電気代-2,130円
売電収入+2,057円
ローン返済-15,177円
Total-15,250円
2022年12月
電気代-4,590円
売電収入+629円
ローン返済-15,177円
Total-19,138円
2023年1月
電気代-7,335円
売電収入+408円
ローン返済-15,177円
Total-22,104円
2023年2月
電気代-3,642円
売電収入+1,054円
ローン返済-15,177円
Total-17,765円
2023年3月
電気代-1,370円
売電収入+2,703円
ローン返済-15,177円
Total-13,844円
2023年4月
電気代-1,735円
売電収入+3,519円
ローン返済-15,177円
Total-13,393円

ここまで、電気料金・売電収入・月々のローン返済の内訳を公開しました。

ご覧のとおり、家計的には大赤字です。


ローン返済があるので、どんなに電気代を節約できても、売電収入の調子が良くても、マイナス10,000円以上は赤字になっています。


円安・ウクライナ侵攻にともなう世界情勢の影響で、日本の電気代も値上がりを続け、1月の電気代(ローン返済も含め)20,000円を超えてしまうこともありました。


太陽光発電を設置する前から、月々の電気代が、10,000円以上超えているのであれば家計的にも節約にはなりそうです。


しかし、わが家の電気代はもともと平均5,000円〜6,000円くらい、10,000円を超える月はほとんどない状況でした。


そのため、ローン返済が終わるまでは赤字が続きそうです。

あと15年もあります…15年赤字?つらいです。

ローンを払い終えたら、家計的には楽になるのかな?


そこで、ローン返済は考えずに、シンプルに電気代と売電収入のトータルをまとめてみました。


支払った電気代が多い月をマイナス表記、売電収入のほうが多い月をプラス表記にしています。

電気料金(-)売電収入(+)Total
22年6月1,613円売電なし-1,613円
22年7月1,888円3,332円+1,444円
22年8月2,963円2,958円+5円
22年9月2,166円2,516円+350円
22年10月2,580円2,023円-557円
22年11月2,130円2,057円-73円
22年12月4,590円629円-3,961円
23年1月7,335円408円-6,927円
23年2月3,642円1,054円-2,588円
23年3月1,370円2,703円+1,333円
23年4月1,735円3,519円+1,784円

電気代だけでみると、売電収入のほうが多くプラスになっている月もあります。


電気代の値上げが続いた時期は、マイナスにはなっていますが、太陽光発電の電力がなかったらもっと高くなっていた可能性もあります。

わが家は太陽光発電を設置して1年半、売電収入がスタートしてから1年くらいです。


そのため、データとしてはまだ不十分なところも多いので、今後も1年ごとに電気代の推移を投稿していこうと思います。


太陽光発電を検討している方の参考になればいいなと思います。

こちらの記事は、太陽光発電を導入後の電気代を細かくまとめたものです。参考にご覧ください⬇

まとめ

ここまで、太陽光発電の設置費用・ソーラーローンの内容・売電収入などを公開してきました。


金額については、あくまでわが家の場合なので、うちより高い安いという基準にするのではなく、太陽光発電を設置することにより、電気代はこれくらい節約になるんだ、ローン返済の負担はこれくらいなんだ、となんとなくのイメージをもってもらえればなと思います。


太陽光発電を設置したことにより、わが家の家計は赤字になってしまいました。


しかし、思いのほか後悔は少なく、むしろ電気代値上がりが激動の1年だったため、今後の値上がりの不安を少しでも減らせていると感じています。


5年後・10年後・20年後、電気代が今の倍以上になっているかもしれません、再生可能エネルギー促進のため、太陽光発電が義務付けられる時代が来るかもしれません。

なにがあるかわからない世の中だからこそ、太陽光発電を一つの手段として検討してみるのもいいと思います。

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