
こんにちは!低収入世帯、2児のワーママです。
いきなりですが「太陽光発電は訪問販売で契約したらダメ!」
このような決まり文句を聞くと、ドキッとして冷や汗をかくのは私です。
なぜなら、訪問販売で太陽光発電の契約をした張本人だからです。
冷静に考えると、「訪問販売で太陽光発電を契約する」って、なかなかハードル高いというか、そんな短期間で決断して契約できる金額でもないのです。
まとまったお金があったわけでもない、太陽光発電の知識があったわけでもないのに、よりによって訪問販売によって契約をしてしまうという、「危ない橋」を渡ってしまった、私の体験談をお話します。
タイトル通り「後悔している?」と聞かれると、答えは「少しだけ」です。
その理由も含め、訪問販売で太陽光発電の契約をするのはやめたほうがいい理由、契約する際に気をつけなければならないことを、それぞれ解説していきます。
- 訪問販売業社から太陽光発電を契約するのはやめたほうがいいの?と疑問に思う人
- 太陽光発電を検討している人
- 太陽光発電の訪問販売が来たことがある人
訪問販売で「太陽光発電を契約してはいけない」理由

まずはじめに、そもそも太陽光発電の契約ってどこでするの?
- ハウスメーカーや工務店
- ショッピングモールなどの催事
- 訪問販売
などで購入・契約するのが一般的です。
結論からいいますと、「訪問販売で契約するのはやめたほうがいい」と言われる理由はこちらです。
- 価格(相場)が高い
- 契約するように誘導するのがうまい
- 無知なまま契約してしまうリスクがある
- 契約内容がわかりにくい
- アフターサービスがない場合がある
詳しく解説していきます。
価格(相場)が高い
経済産業省で公開されている資料「令和5年度以降の調達価格に関する意見」によると、家庭用太陽光発電システムの販売価格は、1kWあたり25.9万円が相場といわれています。※メーカー・パネルの大きさ・枚数・性能によって多少の違いはあります。
「令和4年」の場合は、1kWあたり28.8万円といわれています。
1年の差でも減少傾向にあるのがわかります。
約10年前の、2012年度だと、1kWあたり46.5万円です。
10年程度で17.7万円も価格が安くなっていますね。
訪問販売(催事も当てはまります)での契約では、人件費・交通費などの経費がかかってしまうため、経済産業省が出している、相場価格より高くなってしまう傾向にあります。
訪問販売業者によっては、1kWあたり40万円を超える価格で販売しているところもあります。
そのため他社と比較せずに、訪問販売業者のみの価格を真に受けて契約するのは、あとあと後悔しかねないのでおすすめしません。
重要なことは、最低2社以上比較すること・契約する時点での販売価格の相場を確認することです。

わが家は、比較なし(見積もりをお願いした2社からは、設置しないほうがいいという解答を)で、だいたいの価格の相場は確認し、悪徳業者ではないから大丈夫かな!という危なっかしい感じで、契約してしました。
他社との比較をせずに、一社のみを信用して契約をしてしまうと、あとあと設置費用が高かった…、補償が少なかった…などと後悔することになるので、数社の比較は面倒でも必ず行いましょう。
契約するための誘導がうまい
そりゃ相手は会社の営業マンなので、セールストークはやはりうまいです。

- 電気代の節約などに関心はありますか?
- こちらの近所のお宅の設置工事の下見に来たついでなんですが…
- お子さまも小さいようで電気代かかりますよね?
- 無料で見積もり取らせてもらっているんですよー
と、まあ玄関先でペラペラと、こちらが1返すと、5くらいの勢いで返ってきます。
マイホームに住み始めてからは、5〜6社は「太陽光発電の訪問販売」が来ました。
半分は聞き流してました。
しかし、やはり自分が知らないことだと気になることもあり、質問をしてしまうと、「この人太陽光発電に興味あるかも」と、カモにされかねません。
- 断るのが苦手な方
- 意志が弱く、流されやすい方
- セールストークに飲まれて冷静な判断ができなくなる方
は、太陽光発電の訪問販売がきた時点で、きっぱり断ったほうが安全でしょう。
- 即決を求めてくる、考える時間を与えない
- 「この価格は本日のみですよ!」と煽ってくる
- 「後日、契約を破棄できますから」と、とにかく契約させようとしてくる
このように煽ってくるような業者は、自分たちの利益しか考えていない悪徳業者の可能性があるので、すぐに帰ってもらいましょう!
太陽光発電を契約する際には、訪問販売であっても見積もりをつくってもらう必要があります。
そのため住宅の図面を渡す必要があるので、信頼できる業者さんのみ、見積もりをお願いしましょう。

わが家は、マイホームに住み始めてから、5〜6社ほど、太陽光発電の訪問販売(営業)が来ましたが、「電気代の節約に関心ありますか?」という、だいたい同じ切り口で営業されました。
知識がないまま契約してしまう可能性がある
訪問販売というのは、太陽光発電に関心がある家庭にも、ない家庭にも営業してきます。
そのため、関心がまったくなく、きっぱり断る方は大丈夫なのですが、セールストークを聞いてしまい「太陽光ってなんだかお得かも…」と、気持ちが揺らいでしまう方には注意が必要です。
太陽光発電の設置を検討している方は、ネットで調べたり、口コミ見たり、実際に設置してる知り合いに話を聞いたり、自分なりに情報を集めている方が多いと思います。
情報を得た上でハウスメーカーなり、催事なり、訪問販売業者などの話を聞く分には、比較する上で大切になってきます。
しかし、「太陽光発電って、売電収入になるんでしょ?」といった、軽薄なイメージだけで話を聞いてしまうと、自分に知識がないため、営業さんが言っている情報だけを鵜呑みにしてしまう恐れがあります。
購入者のことを親身になって考える営業さんや、優良な訪問販売業者なら心配はないのですが、中には悪徳業者がいないとも言い切れません。

情報収集をせず、訪問販売の営業さんの話だけを信用して、契約までしたのは私です。今考えると、本当に恐ろしい決断をしたな…と時々不安になることがあります。
わが家のように、知識がないまま契約してしまうと、後悔してしまう原因になるかもしれません。

太陽光発電に少しでも興味がわいたら、自分なりに情報を集めてから、訪問販売業者の話を聞くことで、あとあと後悔せずにすみそうですね!
契約内容がわかりにくい
太陽光発電を契約する際は、必ず契約書(工事請負契約書)を交わします。
その際に、契約書の内容に不明な項目があったり、金額が高すぎる項目がないかを、その場でチェックする必要があります。
また、訪問販売では、「この金額から〇〇円値引きします」という提示がされる場合があります。
実際に、わが家が契約したときも「500万円から300万円の値引きを適用します」と、表記されました。「その価格設定では分かりにくいため、本来の部材や工事費の価格を正確に記載した契約書を作り直してください」とお願いしました。

訪問販売だと、契約するように色々な手を使ってきますが、そのときにどれだけ冷静に考えて、質問・判断できるかが大切になってくると思います。
アフターサービスがないことがある
訪問販売業者で太陽光発電を、契約するさいに気をつけておきたいことです。
家庭用太陽光発電システムは、「メンテナンスフリー」と言われ、寿命が長い製品と言われていました。
しかし、それでも太陽光パネルは定期的にメンテナンスをしないと、発電量が落ちたりを、発電効率が悪くなったりなどの不具合が起こります。
パワーコンディショナー(電気を変換する機器)や、蓄電池(電気を貯めておく機器)などは、太陽光パネルよりも寿命が短いと言われています。
修理や交換には、まとまった費用が必要になってきます。費用面での不安を減らすためにも、アフターサービスが整っていない訪問販売業者では契約しないように注意しましょう。
アフターメンテナンスサービス
- 工事保証
- 自然災害補償(10年)
- 発電補償(15年)
- 無料出張サービス
がついていました。

発電補償内容を見ると、発電量の明細が必要とありました。1年ごとに、売電収入・電気料金の明細をまとめて保存しておくと、あとあと困らずにすみます。
太陽光発電の訪問販売をする、すべての業者が悪いわけではない

ここまで、「訪問販売で太陽光発電を契約しない方がいい」理由をお話しました。

ここで気になるのが、太陽光発電は訪問販売で絶対に契約してはいけない?ということですね。
結論から言いますと、実はそんなことはありません。というと、訪問販売をしているすべての業者が悪いわけではないからです。
ほとんどの訪問販売業者は、お客さん・購入者のことを考えて提案してくれます。
経験談としては、無料で太陽光発電の見積もりをとってもらいその結果、わが家は「設置をすることで損になるような屋根・生活環境」でした。
屋根の形・日当たりや、1ヶ月の電気代の平均などから算出してもらうのですが、わが家は電気代がわりと安い方でした。そのため、月々のローン支払額と、電気代を比較したときに、現時点ではシンプルに電気代を支払っていたほうが安いという結果になりました。
そういう結果が出たときは、当たり前ですが業者さんは、それ以上すすめてきません。
そうなると、次に来た訪問販売業者に、「うちは太陽光をつけると損すると言われたので」と伝えると、大体の業者さんはそれ以上勧誘はしてきませんでした。

このときに、それでも勧誘してくる業者さんは怪しいな…と判断していました。
太陽光発電が気になり、話を聞く際に気をつけたほうがいいことがあります。
- 会社のパンフレットや、名刺を必ずもらう
→会社のHPを調べたり、口コミや評判を見るため - デメリットを明確に説明してもらう
→納得するまで質問して、相手の対応の仕方も注意深く見る - 検討する時間を十分に与えてくれる
→即決や、契約を迫ってくる業者は怪しむ
訪問販売業社すべてを疑う必要はありませんが、設置してから後悔しないためにも、太陽光発電について多少の知識を身につけ、信頼できる業者かを見極めるようにしておきましょう。
太陽光発電の訪問販売が来たら
マイホームを建てたお家には、高い確率で太陽光発電の訪問販売がやってきます。
わが家にも5〜6社はやってきました。
インターホン越しに断りましょう!
わが家へ来た訪問販売業社のだいたいの切り口は「近くの住宅で、〇〇の工事をするため、挨拶に来ました」です。
こちらは、インターホン越しに「あ、はいわかりました」で終わりです。
しかし、なかなか帰ろうとしない業者さん。「玄関までお願いできますか?」
「いや、結構です」と、玄関ドアをあけず終了させました。
この切り口で3社は来ました。

とにかく、直接話したがるので、太陽光発電に興味がない家庭はインターホン越しで断るのが無難です。
太陽光発電を検討したいと考えている人や、話を聞いてみたい人は、一度自分で調べてみることをおすすめします。
- 大手のハウスメーカーのHPを見てみる
- 実際に太陽光発電を導入した人の体験談を読んでみる
- 見積もり→契約→点検・下見→設置工事→売電などの流れがあるのを知る
- 太陽光発電の相場価格
1kWあたり20万円〜30万円 - 補償内容
工事補償・自然災害補償・定期メンテナンス - 太陽光パネルの大手メーカー
- パワーコンディショナーの機能
- 太陽光発電には必要な機器です
- 蓄電池の機能
- 太陽光発電とセットで進められることが多い
などを知っているだけで、業者さんの話を答え合わせしながら聞くことができます。
調べてたのと違うぞ…と思ったら、どんどん質問することもできます。
訪問販売業社から話を聞く機会があっても、基本的に契約するまで業者さんを信用しないことだと思います。

とにかく疑いの目で見てください!

- 太陽光発電はお得です!
- 電気代を払い続けるのは損ですよ!
- これからの時代は必須になります!
- ローン契約できます!
と、あらゆるセールストークを言ってきます。
とにかく契約させたいだけかもしれない…!と一旦疑い、冷静になって、自分で調べてから再検討しましょう。

私自身は、業者さんのことを常に疑い、冷静にはなれましたが、しっかり調べることをしなかったため契約後に、不安を感じることがありました。
まとめ
ここまで、太陽光発電を訪問販売業社から契約するのはやめたほうがいい?について、注意点や実体験などを交えてお話してきました。
私自身(わが家は)太陽光発電を設置する際に、見積もりをとってもらうことはありましたが、太陽光発電業社の比較を行うことはしませんでした。
そのため、実際に契約した業社が良かった!と一概に言えないことが、後悔しているポイントです。

もしかしたら、今より費用が抑えられたかも…発電量も増やせたかも…と思うと、やはり比較することって大事だなと身にしみて感じます。
太陽光発電について興味がある人・検討している方が、わが家のように後悔しないためにも、太陽光発電業社の比較をおすすめします。
訪問販売業社の話を聞くことも、もちろん参考になります。
比較対象にもなるため、話を聞いた上で契約を検討するのもありだと思います。
- 太陽光発電の相場価格をリサーチしておく
- 補償内容・アフターサービスの確認
- 訪問販売業社のHPを確認する
- セールストークにまどわされない
- 話を聞いたあとは、自分で調べてみる
このあたりを気をつけていれば、契約して、後悔するようなことはないと思います。
金銭的にも安い買い物ではないため、リサーチや比較し、設置して良かった!と思える業社さんを探してみてください。