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- 太陽光発電のシミュレーション方法
- シミュレーション通りにいかない原因
- 実際の発電量のシミュレーション数値の比較
太陽光発電って結局シミュレーション通りにならないんでしょ?
売電単価も年々下がってるし、シミュレーションって盛ってるんじゃない?
太陽光発電の設置に悩んでる方は、こんな疑問を感じてしまい、設置するにもなかなか決断できないですよね。
そこで今回は、実際に太陽光発電を設置したわが家のシミュレーション内容と、実際の発電量を比較してみました。
結論からいいますと、わが家はほぼシミュレーション通りの発電量・売電収入額でした。
そのためシミュレーション内容をしっかり確認することで、太陽光発電を設置したほうがよいのかを判断することはできます。
正直なところ私は、シミュレーション内容を説明されたときも「とりあえずお得になるんでしょ?」と、内容をしっかりと確認していませんでした。
「シミュレーションは自分には計算できないし…」と私のように投げやりにならず、シミュレーションについて少しでも知識をつけておくだけで、太陽光発電をお得に設置することができます。
シミュレーション数値と実際の数値を比較したり、発電量が下がってしまう要因についても解説しているため、どうぞ最後までご覧ください。
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太陽光発電のシュミレーションと実際の結果
それでは早速、実際にわが家が太陽光発電を設置するときのシミュレーション内容と、実際の発電量を公開します。
- 年間推定発電量 3,624kWh/年
- 年間推定発電金額 80,076円/年
➡自家消費分 39,720円
➡売電する分 40,356円 - 自家消費した分の単価 26.48円/kWh
➡2022年6月 29.45円に値上げ - 売電単価
➡2022年 17.0円/kWh(こちらが適用) - 自家消費電力量 1,500kWh/年
年間発電量の比較
こちらは1年間の発電量です。
- シミュレーションの発電量
3,624kWh - 実際の発電量
3,861kWh - 比較すると
+237kWh
わが家の発電量を比較してグラフにしました。
シミュレーション (kWh) | 実際の発電量 (kWh) | |
5月 | 415 | 433 |
6月 | 353 | 421 |
7月 | 370 | 425 |
8月 | 383 | 379 |
9月 | 276 | 311 |
10月 | 243 | 246 |
11月 | 202 | 215 |
12月 | 193 | 196 |
1月 | 227 | 229 |
2月 | 255 | 247 |
3月 | 362 | 331 |
4月 | 381 | 428 |
年間 | 3,624 | 3,861 |
シミュレーションって盛っているイメージがあったので、正直シミュレーションよりは低くなると疑っていました。
ですが意外とシミュレーションに近い・シミュレーションより多い数値が多く、嬉しくもあり安心しました。
年間売電収入額の比較
こちらは1年間の売電収入額です。
- シミュレーションの売電収入
40,356円(単価19円) - 実際の売電収入
30,498円(単価17円) - 比較すると
-9,858円
※実際の売電単価は「17円」ですが、この時のシミュレーションの売電単価は「19円」になっていました。
違うシミュレーションの表には、売電単価「17円」と記載されていました。
意図的なものなのか、ミスなのかはわかりませんが、単価が違えばシミュレーションもかわってくるため、自分たちでも気づけるよう注意が必要です。
悪徳業者に引っかからないためにも、少しでも知識をつけておくといいでしょう。
月別でまとめてみましたが、やはり12月~2月あたりはガクンと下がっているのがわかります。
実際の売電収入 | |
1月 | 408円 |
2月 | 1,054円 |
3月 | 2,703円 |
4月 | 3,519円 |
5月 | 4,845円 |
6月 | 3,791円 |
7月 | 3,995円 |
8月 | 2,958円 |
9月 | 2,516円 |
10月 | 2,023円 |
11月 | 2,057円 |
12月 | 629円 |
年間 | 30,498円 |
売電量に関しては、シミュレーションより少なかったな…でも、シミュレーションは完璧なものではないから仕方ないですね。
年間自家消費量の比較
自家消費量とは、太陽光発電により自家発電した電力のうち、自家消費した分の電力量になります。
発電量(kWh)-売電量(kWh)=自家消費量になります。
- シミュレーションの自家消費量
39,720円(1,500kWh) - 実際の自家消費量
63,628円(2,146kWh)
(2,146kWh)×(電気単価29.65円)=63,628円 - 比較すると
+23,908円
自家消費量は、新しい家電がふえたり、生活環境が変われば、消費量も変わってくるため、シミュレーション通りにいくのはむずかしいですね。
電気代単価もシミュレーション時より、値上げになっているから、実際の数値も大幅に変わってしまうね。
トータルで比較
シミュレーション数値と実際の数値を、年間でまとめました。
シミュレーション | 実際の数値 | 結果 | |
年間発電量 | 3,624kWh/年 | 3,861kWh/年 | |
年間発電金額 | 80,076円/年 | 93,242円/年 | |
▶自家消費分 | 39,720円/年 | 63,628円/年 | |
▶売電する分 | 40,356円/年 | 30,498円/年 | |
自家消費電力量 | 1,500kWh/年 | 2,146kWh/年 |
比較したところ大きなズレは感じず、シミュレーションと似た結果になりました。
シミュレーションより低い結果になると思っていたので、実際の発電量のほうが上回っているのはうれしい結果でした。
単価が下がっている売電にまわすよりも、電気代が上がっている現在は自家消費にどんどんまわすほうが、節電効果はあらわれやすいですね。
電気代の単価があがるにつれて、シミュレーションより実際の数値のほうが高い結果になってくるのかなと思います。
太陽光発電のシミュレーションの要素
ここまでシミュレーション数値と実際の発電量などを比較してきました。
ここからは太陽光発電のシミュレーションについてくわしく解説していきます。
設置した太陽光発電でどれくらいの電力気がつくられて、その電気がどれくらい「節電」と「売電」に使われ、経済面への影響をあらわしたものです。
わかりやすくいうと、太陽光発電を設置して儲かるのか?がわかる経済効果シミュレーションということになります。
太陽光発電のシミュレーションは、太陽の位置・日射量・パネルの配置などを考えて、発電量や効率を予測するためのツールです。
シミュレーションを行うことで、実際の環境条件下での太陽光発電の性能や発電量を、前もって知ることができます。
シミュレーションをするために必要なチェックポイントをはこちらです。
- 太陽の位置と日射量
地域・季節・時間帯によって異なる - パネルの配置
発電量に大きく関係する
パネルの傾斜角度や方位角・間隔などを設定 - 天候条件
晴れ・くもり・雨など、色々な天候を予想 - パネルの特性
パネルの効率や温度特性を考慮
これらの要素を組み合わせてシミュレーションを行うことで、太陽光発電システムの性能や発電量を予測することができます。
大切なことはいくつかの業者のシミュレーションを比較することで、費用面や性能面で一番最適なものを選ぶことができます。
太陽光発電のシミュレーションの注意点
では、太陽光発電のシミュレーションをするときの気をつけておきたいポイントを解説します。
- 太陽光パネルは南向きに設置
- 屋根の形
- 日射量はどれくらいか?
- 天気の影響
- 機器の経年劣化
太陽光パネルは南向きに設置
太陽光パネルは、南向きの屋根に設置することです。
発電量が一番高い設置方位は、「真南」になります。
➡日射量のピークは、太陽が真南にある時(昼の12時)だからです。
真南に太陽パネルが設置できれば、太陽光をより多く取り込むことができます。
下記の図は、太陽電池を真南に設置したときの発電量を100%としたとき→東面・西面・北面はどれくらい?か表したものです。
北面はやはり発電量がグッと落ちて、南面と比べて60%ほどの発電量になります。
北面への太陽光パネルの設置は、発電量や反射光などの影響からか、業者によっては設置NGにしているところもあります。
ちなみに、わが家に来た太陽光発電の訪問販売業者の中には、北側にはパネルを設置しないという判断の業者もいました。
屋根の形・広さ
太陽光発電で十分な発電量にするためには、屋根の形・広さが大きく影響します。
住宅の屋根にはさまざまな種類があります。
- 切妻(きりづま)屋根
2枚の流れ面が頂上部で合わさった、三角のシンプルな形 - 片流れ屋根
頂点から片方にだけ流れ面があるタイプ
切妻屋根を半分にしたような屋根 - 寄棟(よせむね)屋根
屋根の頂上で4枚の流れ面が合わさっているタイプの屋根
4枚の流れ面で屋根を寄せることにより、傾斜面が切妻屋根より短くて済むのが特徴
寄棟(よせむね)屋根は台形のような形をしているため、余白の部分が必ずできてしまいます。
そのため、太陽光パネルを効率よく置けないため、発電量が下がってしまうことがあるのです。
切妻(きりづま)屋根・片流れ屋根はパネルを屋根いっぱいに置けるため、太陽光発電に向いている屋根といえます。
わが家は寄棟屋根で広さもあまりなっく、パネルを名いっぱいに置けていないため、太陽光パネルのシステム容量も少なめです。
寄棟屋根でも屋根の面積がせまくても、複数の業者から見積もりをとることで、最適な太陽光パネルを選んでもらうこともできます。
太陽光発電を検討している方は、シミュレーションをつくってもらうところから始めましょう。
日射量はどれくらいか?
- 日射量とは、一定時間に太陽から降り注いでくる光のエネルギー総量を示すもので、kWh/m2の単位で表される
- 日照時間とは、直射日光が地面を照らした時間
➡太陽の光が0.12kW/m2以上であった時間を示し、単位には時間が使われる
シミュレーションに重要な日射量は、NEDOで参照できます。
設置環境の地点ごとの検索については、NEDOの年間時間別日射量データベース(METPV-11)や国内837地点・20年間の日射量データベースが参考になります。
発電量や売電収入などのシミュレーションに用いることが多いのは、日射量です。
ですが、日照時間が長いほど発電できる時間が増え、発電量は多くなるため、日照時間も大切な要素といえます。
日本は、地域・都道府県ごとに日照時間の長い地域と短い地域があります。
全国平均は、「1,978時間」といわれています。
都道府県別のランキングでいうと⬇
- 埼玉県 2,366時間
- 群馬県 2,344時間
- 山梨県 2,335時間
- 愛知県 2,255時間
- 茨城県 2,221時間
北海道・東北や日本海側は日照時間が短く、太平洋側は日照時間が長めです。
日照時間が長いほうが太陽光発電には有利になるため、太陽光発電の設置で悩んでいる方は、設置を検討してもよさそうですね。
ですが「日照時間が短いから太陽光発電は設置しないほうがいい」というわけではありません。
先ほどもお話したように、屋根の広さ・形・向きなども大きく影響してきます。
わが家の住んでいる地域は、日照時間は長いですが、わが家は屋根の広さ・形ともに微妙+北側にも太陽光パネルを設置しています。
そのため日照時間が短くても、屋根が広い・南向きの設置面が多いなどの条件があれば、十分に太陽光による発電量は得られます。
シミュレーションしてもらうことで、意外と発電量が多いことがわかったり、わが家みたいに日照時間は多い地域だけど、屋根がイマイチで思ったより発電量が少ないことがわかったりできます。
天気の影響
発電量が天気によって変わるのはみなさんご存じですね。
雲一つない「晴れ」を100%の発電量としたとき
- 晴れ 100%
- くもり 40%
- 雨 10%
- 雪 0%
という発電量になります。
太陽光パネルに雪が積もってしまったときには発電量が0%となってしまうのです。
上記の図は、天気による1日の発電量はです。
- 晴れ ➡ 正午をピークのカーブ
- くもり ➡ 不規則
- 雨 ➡ 不規則
というように、天気により1日の発電量も大きく変わるため、シミュレーションとの差も大きく影響を受けます。
機器の劣化
太陽光パネル・パワーコンディショナーには耐用年数があり、耐用年数が近づくと、劣化により発電量が低下することがあります。
機器の経年劣化による発電量の低下は、シミュレーションで考慮するのはむずかしいため、思いのほか発電量が少ないと感じることがあるのです。
太陽パネルの寿命:20年〜30年
パワーコンディショナーの寿命:10年~15年
太陽光発電メーカーは、太陽光発電力の劣化率を内部試験をしているため、劣化・発電量は下がる想定で発電量を保証していることが多いです。
寿命が長い太陽光パネルですが、少しずつ性能が落ち、発電量が下がることはあらかじめ認識しておきましょう。
太陽光発電はシュミレーション通りにならない?
「太陽光発電はシミュレーション通りにならない」と聞くことがありますが、最大の理由は「発電量と設置費用」に関係があります。
家に設置できる太陽光パネルの容量は、屋根の広さ・形によって変わります。
そして日射量・日照時間・天気によって発電量が変わってきます。
太陽光パネルの容量が大きければ大きいほど、たくさんの電気を作ることができるため「節電」と「売電」できる金額も大きくなります。
太陽光パネル容量が大きくなればなるほど、節電と売電金額も大きくなるけど、元がとれる年数は、容量が小さくても大きくてもあまり変わらないといわれているよ。
太陽光発電の容量が大きいと、設置費用が高くなってしまうからですね。
費用面・経済的にも、太陽光パネルの容量はそこまで気にしなくても良いということになります。
設置費用に関して大切なことは、
自分の家に合った太陽光パネル容量を、適正価格で設置することです。
太陽光発電や蓄電池を、相場より大幅に高い価格で契約してしまうと、発電量が十分でも設置費用のほうが高くなります。
そのため、設置費用の元をとるまでの期間が長くなってしまい、損したと感じてしまうのです。
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また2023年時点では、売電単価(17円/kWh)よりも電力会社の電気料金(29.65円/kWh)が上がっています。
そのため売電に期待するより、自家発電によってどれだけ節電できるかが一番のポイントです。
太陽光発電の容量が小さくても、家庭の電気使用量に合っていれば節電効果は高まりメリットは大きいです。
太陽光発電の設置を迷っている方へ
これまで太陽光発電のシミュレーションに必要なこと・シミュレーションと実際の発電量などの数値を比較してみました。
天候に関してはシミュレーション通りいかないだろうなと思っていましたが、意外とシミュレーション通りになっており、長年のデータというのは強いなと感じました。
今後、電気代は値上げが続いていくと思います。
おそらく電気代の単価・税金が下がることはないような気がします。
電気代の値上げにも対策できる「太陽光発電」です。
日当たりのいい屋根があり、パワーコンディショナーを置くスペースがあり、電気代値上げの影響をもろに受けてしまった家庭は、一つの対策として太陽光発電を検討してみてください。
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